剱岳 2022.09.24-25

連休なのに続けてやってくる台風に、こんニャロメと思いながら天気予報を眺めていると、ようやく9月25日の日曜日が晴天予報になっていた。ということで天気に合わせて下記行程で剱岳に登ってきました。

9月24日 早朝大阪出発 → 立山 → 室堂へ、雷鳥沢キャンプ場泊
9月25日 雷鳥沢キャンプ場 → 別山尾根で剱岳へ → 雷鳥沢キャンプ場

風もなく暑いくらいのお天気に恵まれ、雷鳥平からの長丁場だったが無事登頂&下山することができました。

もうすぐカニのタテバイというところで、大声が聞こえてきて何事かと周囲がざわつき、カニのヨコバイで滑落事故が起こったことを他の登山者から伝えられた。その場にいた登山者とともに胸が痛くなる思いで、救助の様子を無事を祈りながらヘリが飛び立つまで見守りました。
その後のニュースで亡くなられたことを知り、あんなに真っ青な空の日に、おそらく景色を楽しみながら登山されていた方が、一瞬の何かの間違いで滑落事故に遭い命を落としてしまうことを思うと、言葉にならない苦しい気持ちでいっぱいになった。山の厳しさを噛みしめる山行でした。

立山駅に着くと雨、室堂に到着したときは雨はやんでいたがガスに包まれてた
テント設営していると、晴れ間がでて滝雲のような雲も現れ、幻想的な夕暮れ
翌日は3時出発
劔岳を登る登山者のヘッドランプの灯りと、劔沢キャンプ場のテントの灯りがチラチラと綺麗。雷鳥の鳴き声がたくさん聞こえた。
日の出が神々しい
剣山荘に到着して小休止
一服劔を超え
前劔からの景色
我々がもう少しでカニのタテバイというところで、ヨコバイで滑落事故が発生。タテバイは事故処理で登ることが出来ず、ヨコバイで登ることになった。
富山県警の救助ヘリが事故の方をピックアップして飛び立つ。祈りながら見送る。
Oh師匠の初めての劔岳登頂は、一般登山道ではなく、八つ峰からの登攀で18歳の時と聞く。恐るべし
事故発生時から不安定な気持ちで登ったが、無事に山頂に到着
写真で見ていた祠、やっと来たよと感慨深く見つめる
山頂では黄色い蝶々がずっとひらひら飛んでいた
下りのヨコバイは登り時より緊張する
下山時も終始気が抜けない
劔御前近くの景色、出発の際は暗くて見えなかったので、振り返りふりかえり、どっしり劔を拝みながらとぼとぼ
夕暮れの雷鳥坂をえっちら下る。この年になっても知らないことばかりで、いろいろ剱岳から教えてもらった by YC